全国勝率が近ければA1もA2も同じ?1コース16,306Rで級別を比較
全国勝率6点台でもA1級の1着率が高い結果に。16,306Rの件数・勝利数と、0.1点刻みで分布を揃えた比較を解説。

この記事の内容
検証の結論
全国勝率6.00〜6.49ではA1級68.8%・A2級63.5%、6.50〜6.99では72.3%・69.0%でした。全国勝率の分布を0.1点刻みで揃えた比較でもA1級が上回りました。ただし、級別だけによる因果効果を示すものではありません。

集計結果
| 全国勝率 | 級別 | 対象レース | 1着回数 | 1着率 |
|---|---|---|---|---|
| 6.00–6.49 | A1級 | 4,612 | 3,174 | 68.8% |
| 6.00–6.49 | A2級 | 3,998 | 2,540 | 63.5% |
| 6.50–6.99 | A1級 | 6,512 | 4,710 | 72.3% |
| 6.50–6.99 | A2級 | 1,184 | 817 | 69.0% |
率は1着回数÷対象レース数。全国勝率は出走表の得点指標であり、ここで算出した1着率とは別の指標です。
A1級とA2級の差は、6.00〜6.49で5.3ポイント、6.50〜6.99で3.3ポイントです。
全国勝率が近くても、級別を無視できるとは限らない
全国勝率の近い選手同士なら、級別の差はほとんどないのではないか。今回はその疑問を、1号艇が実際に1コースに入ったレースに限定して比較しました。いずれの全国勝率帯でも、A1級の1着率がA2級を上回っています。
ただし「同じ勝率帯」は、全選手の全国勝率が完全に等しいという意味ではありません。6.00〜6.49には幅があり、その中で高い側の選手が多い群ほど有利になる可能性があります。
0.1点刻みで分布を揃えると、70.4%と66.3%
そこで全国勝率を6.00〜6.09、6.10〜6.19という0.1点刻みに分け、各区分のA1級・A2級の合計レース数を共通の重みとして1着率を加重平均しました。調整後はA1級70.4%、A2級66.3%で、差は約4.1ポイントでした。
これは同じ全国勝率帯の構成で比較した値です。全国勝率以外の条件まで同じにした比較ではありません。元画像の大きな数字は調整前の実測値で、下部の「未調整」はその表に対する注意書きです。本節の調整値とは区別してください。
級別は材料の一つ。購入判断には別の確認が必要
対戦相手、開催場、モーター、選手個人の特徴は揃えていません。同じ選手の複数出走も含むため、レース数をそのまま独立した選手数とはみなせません。級別を変えれば同じ選手の1着率が上がる、という因果関係も検証していません。
また、今回の1コース判定はレース後に確定する実際の進入です。事前に1コース進入を確実に予測できたという検証ではありません。回収率や別期間の再現性は確認していないため、全国勝率と級別を入口に、進入・相手・機力・オッズを合わせて検討するための比較です。
集計条件と出典
- 集計期間
- 2025年8月11日〜2026年8月10日(365日)
- 対象と除外
- 公式番組・結果を正規化した保存データ55,212Rを使用。中止・3連単不成立・返還艇のあるレースを除外し、出走時の全国勝率が6.00以上7.00未満のA1級・A2級、かつ1号艇が実際に1コースへ入ったレースを対象にしました。
- 計算
- 1着回数÷対象レース数×100。0.1点刻みの調整は、各区分の両級合計レース数を共通の重みとする加重平均。
- 確認範囲
- 保存された対象明細CSV16,306行から件数・勝利数・調整値を再計算し、保存番組・結果の選手番号・級別・全国勝率・1着判定と照合。実際の進入コースは、公式原票と照合済みの元分析で選定された対象集合を使用し、今回の作業では原票を再取得していません。
BOAT FACTOR保存の公式番組・競走成績と、元分析の対象明細・集計コードを使用しています。 出典:BOAT RACE公式データダウンロード。
条件と件数を揃えて比較する
全国24場の号艇別1着率、決まり手別の相手艇も確認できます。各記事で集計期間・除外条件が異なります。
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